介護という仕事の世界観を変えるためにやってきた男の話
vol.5212
昨日は
五所川原市倫理法人会さんの
モーニングセミナーへ。
講師は
フリー介護士として活躍をする岩渕さん♪

岩渕さんとは
なんか気があって
会えばいつもバカ話をして
笑わかせ合いっこしているw。
こんなド派手な格好でも
講話をすると
介護に対しての思いが
強く伝わってきた。
3K(きつい・汚い・危険)
そんなイメージを変えたい。
介護となれば
認知症の方と触れ合うこともある。
認知症の方が
頭の中で見ている映像は
超ショートムービーの連続だとしたら
話が合わないことを否定するのではなく
そこに話を合わせて演じてあげる…
これは演劇であり、アートだと。
介護士の賃金が安い…
という話題も出るけど
どんなに賃金が上がっても
介護に対する根本の思いが
変わらなければ意味がない。
もし、介護士が
自分はアーティストだと思って
接することができたら
介護される側もそのご家族も
美しい人生だったと
最期に思いを残せる。
だから
介護は”美しい”のだ。と。
僕の母が亡くなった後
僕は家業の化粧品店に立ちながら
祖母の介護もした。
決して…楽しい思い出ではなかった。
振り回され
やりたいこともできない。
ストレスが溜まってくると
祖母の顔を見るのも
嫌になっていたし
会話だって無くなっていた。
そんな日々を過ごして数年経った頃
祖母が転んで近所の病院へ入院し
入院生活が始まった。
家にいた昨日まで
あんなに顔を見るもの嫌だったのに
入院した途端
祖母のことが気になり
仕事終わりの少しの時間でも
顔を見に行って
「痛くない?」
「食べたいものある?」
そうやって気をかけることができた。
ほんの数分離れた場所に
行っただけなのに
この感情の変化は何?って
思ったことがある。
病院から介護施設に移動になって
面会にいくと
施設の介護士さんも
「お孫さんが来てくれるって
嬉しいですね」と
祖母に声をかけてくれて
ニンマリした祖母の顔は
今でも忘れられない。
最期は老衰で
その施設で最期を迎えたんだけど
祖母との最期の思い出は
とろみをつけたお茶を
スプーンで飲ませて
にんまりした祖母の顔。
祖母との思い出は
美しいものとして
今も心の中に残っている。
自分が満たされない状態が
どれだけ影響があるかを体感した。
自分の身を削る。
そこに、犠牲が大きいなら
人に頼ることで
世界は180度変わるってことも体感した。
介護されるご本人が
この人生は苦楽を含めて美しかったと。
残された家族が
美しい人生を見せてくれて
ありがとうと
心の中でその人との思い出が
生き続けること。
介護士の存在が
美しい世界を作れるアーティストだと
自信と誇りに溢れたら。
それができるから
”介護は美しい”。
介護を通じて
美しい世界を作ろうとしている
岩渕さんの講話だった。

最後に講話の中で出てきた
印象に残った言葉を書いて終わりにする。
口(言葉)は人を励ますことも
癒すことも
傷つけることもできる。せっかく使うなら
いい言葉を選択して残していきたい。
ほんとそうだよね。
岩渕さんの介護職に向ける思い。
広がれーーーーーーーー!
それでは、またっ![]()
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