
縄文時代の土器土偶が教えてくれる「人の才能と価値」とは…
vol.5030
前回のブログ
の続き。
縄文土器は縄目の文様や
装飾をされていることから
「縄文土器」って名づけられたり
「縄文時代の始まり」って
言われている。
↑秋田県
特別史跡 大湯環状列石
同時に見つかる
女性をモチーフとした土偶にしても
三内丸山遺跡には
全国約9万の遺跡の中でも
出てくる土偶の数はダントツで多い。
青森に住んでいた
いま50歳以上の人は
土を掘れば縄文土器が出てきた
ってよく聞く。
三内丸山遺跡の中にある
展示室(さんまるミュージアム)
に行くと、
出土した土器土偶が
たくさん展示されている。
その多くが「重要文化財」。
日本の成り立ちを説明するうえで
重要な宝物として名づけられるし
その中でも
特に学術的な価値が高いものとして
「国宝」と取り上げられる。
でもね
どんなに素晴らしい縄文時代の
土器土偶の作品でも
日本の宝物にならない
土器土偶がある。
個人コレクション。
例えば畑を耕していたら
偶然見つかって
博物館に寄付したとしても
それは
個人コレクション
という括りにされて
どんなに国宝級のものだとしても
個人コレクションのまま。
国宝に比べると
注目度は一気に下がる。
国宝や重要文化財になるには
いつだれがどのように調査して
出土したか…という記録が有って
初めて認定される。
これを知ったとき
どんなに素晴らしいものでも
たまたま見つかった状況が
違うだけで注目度が
変わってしまうのかと思った。
現代に置き換えてみると
いまテレビで注目されている人
インフルエンサーなど
影響力がある人が
国宝や重要文化財だとしたら
その他の人たちは
それぞれの才能があるのに
たまたま置かれた環境が違うだけ
↑八戸市是川縄文遺跡
本当は
国宝級の魅力は持っている。
もしかしたら
まだ見つけられていないだけ
なのかもしれないと思ったら
注目されてないから
自分には才能がないとかではなく
みんなそれぞれ
国宝級の才能がある。
ただ、たまたまなんだよ。
気にしなさんな!
↑国宝「祈りの合掌土偶」
なんだか
そう言ってもらえているようで
勇気を貰えた。
三内丸山遺跡をガイドするときも
このエピソードを思い出したら
伝えている。
ガイドを聞いてくれた人が
自分の命に誇りを持ってもらう。
僕の一つの役割として
伝えづけていきます。
6月25日(水)の午前中
三内丸山遺跡をガイドするから
一緒に巡りたいって方
この指とーまれ♪
それでは、またっ
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