vol.4456

眉ソムリエNARUMI(なるみ）
鳴海吉英（なるみ よしひで）です。

昨日は青森市倫理法人会の
朝の勉強会で講話をしてくれたのが
大阪で運送会社をされている
宮田運輸の宮田博文さん。

約11年前
社員さんが運転するトラックと
バイクの接触事故により

バイクを運転していた男性が
亡くなった。

これまでは
利益のことばかりを考えていた。

さらに
社員さんからは
「社員のことを見ていない」
と捨て台詞を吐かれて
辞めていった社員さんもいた。

それを機に
大好きなトラックだからこそ
社員さんのことを考え
犠牲になった命を考え

世の中が優しさや思いやりで
溢れるようになるには
どうしたらいいか？を考え

トラックに
運転士さんのお子さんの絵を
ラッピングすることを
始めていった。

そこから仕事に対する想い。
社員さんに対する想い。

さらには
世の中に対する想いが
変わっていった。

今では
日本全国にとどまらず
中国・韓国・タイ・ラオスにまで
トラックに子供の絵を
ラッピングトラックが広まっている。

そんなことを話してくれた
宮田会長を見て感じた事が

「行ってきます」と
「お帰りなさい」の言葉の意味。

これは今、一番会ってみたい
ひすいこたろうさんの
YouTubeで先日見かけた内容。

「行ってきます」には
行って、必ず帰ってきます
という意味がある。

もし、行ったままであるなら
「行きます」という言葉になる。

そして
「お帰りなさい」には
二つの意味がある。

1つは帰ってきてくれたことに
喜びと感謝の意味。

そしてもう1つは
外に行くと邪気なども
背負ってくるから

その邪気を入れないように
しかるべき場所に
「おかえりなさい」
という意味もある。

もし「おかえり」だけであれば
なんでも受け入れることに
なってしまう。

そんな言葉に意味を持たせている
日本語のすばらしさを
知るだけどもすごい事だけど

毎日の会話で
「行ってきます」も
「行ってらっしゃい」も
「ただいま」「お帰りなさい」も

明日も言い合えるとは限らない。

その言葉が
最後の言葉だったとしたら

そう思って声をかけられたら
きっとすべてを大切に味わって
過ごすことができるのかもしれない。

そんなことを感じさせてもらった
宮田会長との時間。

宮田会長の仕事に取り組む姿に
約2日間関わらせてもらって

大切なモノを
大切にしたいからこそ

無邪気な子供の様に
理想の世界を
いつも見ている人だと思った。

出逢ってくれて
本当にありがとうございました。

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