眉ソムリエNARUMIの
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無謀な挑戦も最後まで走り切れた理由は○○があったから。

vol.4044

眉ソムリエNARUMI(なるみ)
鳴海吉英(なるみ よしひで)です

昨日は人生初のフルマラソン。

ギリギリでも制限時間内に
完走できた~~~

↑立っているのがやっと

出発前は雨が降っていたけど
スタート直前に止んでくれた!

 

桜が満開でめっちゃきれい

ぼくのフルマラソン挑戦を気遣って
マラソン経験の知人たちが
スタート前に励ましに来てくれた。

この時
一緒にフルマラソンを走る方に
「この子、初のフルマラソンだから
 よろしくね」
そう言ってくれたことが
後に、大きな救いになる。

あおもり桜マラソンは
トータルの制限時間が5時間30分。
(初心者にしてはハードル高い)

だから
5時間のペースランナーの方に
最後までついていく作戦。

スタートすると
かなりゆっくりのペース。

今までの練習が
1km5分ちょっとだったけど
5時間のペースになると
1km7分の早さ。

このままのペースだと
めっちゃゆっくりだし
イケるイケる❣

いままでの練習では
20km走を目標にしてきたけど
膝が痛くなって
16kmしか走ったことが無い。

途中の吸水所で
水分補給をして
まだまだ体力があるけど
飛ばさないように

5時間のペースランナーの集団と
一緒に走る。

そして
18km通過の看板を見たときは
すげーすげーって
テンション高くなっていた。

その後も
一緒に走っている
仲間意識を持って走っていたけど

25km地点から徐々に
ついていくのが
やっとになるくらい体中が痛い。

吸水ポイントでは
補給食としていろんなものが
準備されていたけど

ペースランナーの方に
付いていくのがやっとで
水分と持参していたジェルを
補給するだけ。

ペースランナーの方と
一緒に走っていたのも
徐々に周りには人がいなくなって
一人で走っている感じ。

この孤独感が
ツラさを感じ始めた。

そして26km地点から
青森の一つのシンボルでもある
青森ベイブリッジを走る。

上り坂がしんどい…
しかも、ぼくは高い所が怖い。

この時、
出発前に話をしていた方が
声をかけてくれた。

その方も
初めてのマラソンが
フルマラソンだったことや
マラソンはお祭りだから
楽しもうとか

ほんの1~2分の会話だったのに
めっちゃ元気というか
勇気をもらった。

青森ベイブリッジ近辺では
サプライズで妻と子供たちが
応援に駆けつけてくれたり

午前3時の手帳会の
エイミーとケイティと
ケイティの息子くんのとも君が
一緒にベイブリッジを
伴走してくれた。

でも、5時間の
ペースランナーの方たちとは
少しずつ差が開いてきて
追いつくには
結構~頑張らないといけない距離。

31km地点には
合浦(がっぽ)公園があって
今年は最速の開花のおかげで
満開の桜の下を走ったけど

身体のしんどさで
満開の桜を見ながら~…
それどころじゃない。

前を向いて走って33km地点。
トイレを済ませると
5時間ペースランナーの背中は
完全に見えなくなっていて

それでも必死に追いつこうと
足を止めずに走り続けていると

34km地点で
折り返し地点で戻ってきた。

ペースランナーの方達とすれ違い
お互いの健闘を願ったとき

追いつく体力が
完全にないことを感じて
完全な孤独感で
ツラさが急に増した。

やっと35kmの折り返し地点。

よし!あと7km。

でもここからが
本当の地獄だった。

この日は午後から強風の予報。

後半の35km地点の折り返しから
強風は風速12mの向かい風は
完全に心が折れた。

風がやんだと思ったら
少しでも足を進める。
でも、20歩も走ればまた向かい風。

しかもマラソンコースは
海沿いを走るから
疲れた体の体感は風速35m。

マラソン大会の看板も
あちこちで飛ばされるほどの強風。

何度も心のなかで
「こんなん、無理やろ~」って
嘆きながら走っていると

途中、コースの脇で
具合が悪くなっている人がいたり
救急車で運ばれている人がいたり

…でも、それを見ちゃうと
本当にあきらめちゃうから
見ないように、考えないように
自分の足元だけを見て走った

…というか

強風のなか
5kmは9割は走るというか
ウォーキング(笑)

1歩でも足を進めておかないと
ランナー回収車が来る。

でも
どんなに走ろうと思っても
猛烈な向かい風と
すっからかんの体力に
足は動かない。

制限時間に
間に合わないかもしれない…
そんなプレッシャーのなか40km!

青森ベイブリッジを
伴走してくれたエイミーが
旗を持って迎えに来てくれて
伴走してくれた。

そして41km。
沿道の人が
「あと1km~~~!頑張れ~~~!」

その声援で「よっしゃ~」って
最後のチカラを振り絞って
めっちゃ腕を振って早歩きした。
(走らんかったんかいw)

そして
最後の300mくらいだけは走って

「もう少し!」
「ここがゴール」
「おめでとう~!」と
たくさんの祝福を受けて

初めての42.195kmを
5時間9分50秒で完走。
(制限時間まで残りあと20分)

マラソン経験なしの男が
準備期間、たった2か月で
よく完走したと思う。

走っていてツラい時は
なぜこんな挑戦をすると言ったのか?
何のためにやってるのか?

めっちゃネガティブに考える時間も
実際にあったけど

そんな時こそ
”ある音声”を聞いて走った。

マラソン前日に
70名くらいの方が
サプライズで
応援メッセージをくれていて

その音声データを
スマホに入れておいたのだ。

ツラくなった時にこそ
最大音量で聞いて
ネガティブな方にイメージを
持って行かないようにした。

「なるさん
 頑張って!絶対できる!」

「なるさん
 気持ちは一緒に走っているよ」


「なるちゃんの行動に

 勇気をもらっているよ」

孤独になると
どうしても
ツラいことを思ってしまう。

それでも頑張れたのは
応援してくれた
たくさんの仲間がいてくれたから。

応援って
人間の無限の可能性を
引き出してくれるって
心の底から思った。

応援してくれる
メッセンジャーグループでは
走っている間、

たくさんの人が
応援メッセージをくれていた。

多くのメッセージが
「勇気をもらえた」って言葉。

ぼくがマラソンに挑戦したのは
周りでもフルマラソンに
初挑戦している人がいたり

それぞれに勇気を振り絞って
挑戦している人たちがいて

その挑戦を見て
「ぼくも頑張ろう!」
「ぼくもきっとできる」

そう思って
刺激や勇気をもらいながら
挑戦し続けられた。

お互いの挑戦や成長に
刺激をもらって成長できるって
本当にすごいこと。

みんなが挑戦する姿を
見せてくれて
ぼくも挑戦させてもらえた。

なにか一つでも
「アイツでも頑張っているんだから
 自分も挑戦してみようか…」

そう思ってもらえたら
ぼくのフルマラソンの挑戦は
一番大きな目的を果たす。

あきらめなければ
そこには必ず希望がある。

それには
たくさんの応援があったのも事実。

期待と応援をしてくれたみんな
本当に本当にありがとう。

無知は罪という言葉がある
でも、
無知だからこそ挑戦出来た。

そして、フルマラソン完走できた。

本気になったら奇跡は起きる。

その奇跡の正体は
周りの本気の応援だった。

今日は
体メンテナンスをしてくれる
永ちゃん先生のところに行って

このボロボロになった体を
治療してもらいます。
きっと今までにない
悶絶の痛みだろうな~。。。

気を失わないようにします(笑)


妻と娘たちの応援

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眉ソムリエ NARUMI

鳴海 吉英(なるみ よしひで)

プロフィール
1981年青森市に生まれ青森で育つ。AB型。
1996年青森市立南中学校を卒業。
1999年青森県立商業高校を卒業。
1999年(18歳)スパゲ亭青森店に就職。
2003年(22歳)美容の世界に入るため東京メークアップアーティスト学院に入校し、その後卒業。
2005年(24歳)メディカルメイクアップを志しアメリカに留学。1か月後、劇的な人生の転機があり青森へ帰る。
2010年(29歳)資生堂メイクアップ青森県大会優勝。続く東北大会では準グランプリ受賞。TBS系列のテレビ番組でメイクのコツを伝えるアドバイザーを3年務める。エステ専門誌「クレアボー」TBS系列のテレビ番組に青森のメンズエステ店として取材を受ける。
2013年(31歳)化粧品の専門誌「月刊 国際商業」に取材を受ける。
2015年(34歳)地元企業や自治体PR広告などのメイクを担当。
2019年(38歳)眉の基本の書き方を4,500人以上に指導。
2020年(39歳)4月にTBS系列の情報番組に生出演。

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