空を見る心の余裕がなかった僕が、八甲田山を見て漏らした言葉。
vol.5296
災害級の青森の大雪だった今年も
あとは雪が溶けるのを待つばかり。
そんな中で先日
初めて雪の中の三内丸山遺跡ガイドを
してきました。

屋外の展示物は
雪に埋もれているものが多く
看板を見てもらっての説明は
イメージがつくだろうかと
不安もありましたが
僕が伝えたいことは
また違うところにあるのだと
今回のガイドで
確信的に感じたことがありました。

本当はこの雪の下に
縄文人のお墓の展示や
意図的に作られた道路の形が
あるのですが
雪の中に埋もれている。
展示看板のところや
移動中も説明をするのですが
その中でも
三内丸山遺跡の特徴の一つに
「お墓」があります。
そのお墓達は
集落の中に大きく3つに分けられて
位置付けられています。
そこから僕なりに感じるのは
「命に向き合った縄文の人々」が
ここに実在していた
ということです。
僕たちの身体は
いつか必ず亡くなります。
でも、DNA(遺伝子)は
ずっと引き継がれてきていくんですよね。
縄文の人たちが
何を食べて命を繋ぎ
どんな言葉で愛を伝え
どんな祈りで
未来を作ろうとしたのか。
愛と平和の中で工夫をして
感謝をして祈りを捧げながら
過ごしたであろうその記憶は
今を生きる僕たちのDNAにも
刻まれているはずです。
僕が三内丸山遺跡で伝えたいのは
考古学ではなく
何代にもわたって
幸せになってほしいと祈られ
託された命をどう使いますか?
そのこと伝えたくて
ガイドを、させて頂いている。

ガイドをしたての頃は
覚えたことを言うので
精一杯でしたが
回を重ねるたびに
何のために伝えるのか?
その思いは
変わっていきました。
今は
「ガイドさせていただいて
ありがとうございます。」
「聞いてくれて
ありがとうございます」
という感情が強いです。
僕は
人生をかけてでも伝えたいことは
目の前の人が自信や
今、生きていることに誇りを
感じてもらうことです。

今回、参加してくれた方は
東日本大震災で被災した
宮城県東松島市の
旧野蒜(のびる)小学校を改装し
「生きる力を育む場」として
自然の中で学ぶ小さな経験が
非常時に自らを守り
仲間を支える大きな力を育み
日常と、もしもの時をつなぎ
人が本来持っている「生き抜く力」を
呼び覚ますことをテーマに
「防災×教育×宿泊」の
体験型施設の運営を
代表でされている三井紀代子さん。

東日本大震災を受けて
お別れしなくちゃいけなかった命や
生かされた命に向き合い
孤立を防いで未来につなぐ活動を
本気でされているからこそ
三内丸山遺跡では
何かを結ぶ「結(ゆい)」感覚を
感じられたそうです。
素敵なご縁を結んでいただき
ありがとうございました。
ガイドで伝えたいことも
伝えきり建物から出ると
そこに見えたのは
青い空に
木々の向こうには
雪化粧の八甲田山が
綺麗に映えていました。
この景色はきっと
三内丸山遺跡にいた縄文の人も
大切な友人も見ている景色。
最近
空を見る心の余裕がなかったので
八甲田山の雪化粧を見た僕の口から
「はぁ〜、美しい」と声が
小さく溢れていました。
それでは、またっ![]()
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