vol.4883

先日
大きなタライを受け取った。

親孝行と書かれたタライ。

これは倫理法人会で
恒例になっている
親の足を洗うという事。

僕の人生を振り返ると
親との向き合いが
大きなカギを握っている。

だから
ここ最近講話をするときは
父との話をする。

その中で出てくるのが
初めて父の足を洗ったときの事。

先日、初めて首都圏での
講話させてもらったとき

参加してくれた
化粧品を製造・販売している方が

「お父さんに使ってあげて♪」と言って
全身用の化粧品を
プレゼントしてくれた。

それを使うためにも
今日、父の足を洗ってきた。

ぼくは親を尊敬してみたい。

そのために足を洗ったり
父に手紙を書いたり
感謝を直接伝えたり…
結構やってきた。

頭では理解している感謝ではなく
心の底からあふれるような感謝は
一時はできるんだけど

その感情が続かない。

それでも尊敬してみたくて
今日もやってみた。

今日、父の足を洗うのは
これで3回目。

初めて洗う時の緊張感はなく
すんなり声をかけられるんだけど
初めてのような感情にはならない。

でも、改めて感じたことがある。

僕の父は「ありがとう」を
素直に伝えてくれる。ってか

思ったことを
何でも素直に伝える。

今日も、足を洗って
保湿クリームをつけて
帰るときも

「ありがとう、気持ちよかった」って
声をかけてくれた。

これって
当たり前じゃないよね。

中には
人に頭を下げたくない人も
いるかもしれない。

でも、僕の父は
素直に感情を伝える。

そのDNAの多くは
僕の中にも記憶されている。

さらに

僕の父は
もなんでも挑戦をする人。

だからかな？その背中を
自然と見て
僕も挑戦をすることを
続けているのは。

自然と
父の挑戦する背中を見て
育ってきたのかもしれない。

思っていた言葉を貰えなくても
大切なことを自然と
背中で教えてくれていたのかも…

そんなことを
今しみじみと感じている。

親の足を洗うという事をして
何が変わる？って思う人も
やってみたらわかる。

今何か、心に引っかかっているなら
親に向き合うことは
確実にステージを変えることになる。

もう親がいない
という人であれば
お世話になった人。

例えばパートナーでも
お世話になっているのに
ちょっと素直になれない人に
やってみると良いよ。

不思議と映像が下りてくる。

それは
忘れていた大切な記憶かもしれない。

それでは、またっ