眉ソムリエNARUMIの
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3月に中旬になると毎年感じることがある

vol.3273

眉ソムリエNARUMI(なるみ)
鳴海吉英(なるみ よしひで)です

広島に続き
東京でも桜の開花…

南から北上してくる桜前線は
もう常識ではなくなっていますね。

今から20年前は
青森の桜は5月上旬に
咲き始めましたが

今は
4月20日頃が開花です

桜の開花や桜を見ると
気持ちにが前向きになるのは
なぜなのでしょう?

これって
日本人特有なのでしょうか?

桜を見ると
いつも思い出すことがあります。

その桜のおかげで
”悔いのない今”を
過ごせています。

今から18年前の4月
ぼくのじいちゃんは91歳で
天寿を全うしました。

鼻の奥にがんが見つかって
最期の頃は
がん細胞によって

目の周りが腫れ
視界がかなり狭く
見えない状態でした。

その頃から
「自宅で最期を迎えたい…」と
じいちゃんの要望で
自宅で介護ベットなどを
準備しました。

ある3月中旬、主治医の先生から
「おじいちゃん、桜を見ることは
出来ないかもしれない」

つまり余命1か月と
宣告されたとき

どうにか、
桜をみせることは出来ないか?
そう考えました。

桜が咲いている地域に
連れ出せる状態でもないし

なんとか
頑張ってもらうしかないのか…

と思いながら過ごしていた数日後

当時の職場に向かう途中
花屋さんに桜の枝が置いてあるでは
ありませんか!?

彼岸桜です。

その日、仕事のお昼休みに
花屋さんで彼岸桜を買って
早速じいちゃんに見せようと
ダッシュで家に戻って

「じいちゃん、桜が咲いてるよ」
と彼岸桜を持って行くと

もうベットから起きることも
ままならないじいちゃんは
やっとベットの布団から
手を出しました。

手に渡すと
彼岸桜を手で触りながら
彼岸桜の木の太さや
長さを手で確かめて

「つぼみはどれくらいあるんだ?」
「どれくらい桜は咲いているんだ」
「長さはどれくらいだ?」

と、見ることはできずに
手だ確かめることしか
出来ない状態でしたけど
桜を楽しんで

じいちゃんは
「ありがとう」と
ぼくの手を握りながら
言ってくれました。

その2週間後
じいちゃんは
家族全員に看取られながら
天寿を全うしました。

ぼくは昔から
じいちゃんと仲が悪いわけでも
仲が良いわけでもありませんでした。

ぼくが反抗期の時は
反発してわずらわしさも
感じていたくらいです。

だけど
じいちゃんのがんが見つかり
身近な家族の”死”を
意識した時から
接し方が変わりました。

みんな経験すると思いますが
あの時こうしておけばよかった
ってことは感じると思います。

どんなに出来ることをしても
何かかしら思っちゃうんでうすよね。

だけど
じいちゃんが桜を見たかったかは
よくわかりません…。

だがしかし

自宅で最期を迎える
ターミナルケアの決断を機に
じいちゃんと過ごす時間
桜を見せることができたのは

ぼくの中での
”じいちゃん孝行ができた”と
思っています。

結果はどうなるかは
やってみないとわかりません。

やってもみないことに
後から後悔するより
やって何かを感じた方が
結果、後悔はないです。

考えるより感じることや
損得なしに突き動かされるものが
誰の中にもあると思うんですよね。

それは
内容や規模は人それぞれで
良いも悪いもない。

その人が
自分の感情に沿って
出来たか出来なかったか
ただそれだけの違いです。

誰かのために
あなたができること

考える以上に
感じることも
意識して出来ること
やってみてくださいね

今日は眉テクニックの内容では
ありませんでしたが

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眉ソムリエ NARUMI

鳴海 吉英(なるみ よしひで)

プロフィール
1981年青森市に生まれ青森で育つ。AB型。
1996年青森市立南中学校を卒業。
1999年青森県立商業高校を卒業。
1999年(18歳)スパゲ亭青森店に就職。
2003年(22歳)美容の世界に入るため東京メークアップアーティスト学院に入校し、その後卒業。
2005年(24歳)メディカルメイクアップを志しアメリカに留学。1か月後、劇的な人生の転機があり青森へ帰る。
2010年(29歳)資生堂メイクアップ青森県大会優勝。続く東北大会では準グランプリ受賞。TBS系列のテレビ番組でメイクのコツを伝えるアドバイザーを3年務める。エステ専門誌「クレアボー」TBS系列のテレビ番組に青森のメンズエステ店として取材を受ける。
2013年(31歳)化粧品の専門誌「月刊 国際商業」に取材を受ける。
2015年(34歳)地元企業や自治体PR広告などのメイクを担当。
2019年(38歳)眉の基本の書き方を4,500人以上に指導。
2020年(39歳)4月にTBS系列の情報番組に生出演。

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